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犬の健康診断の費用|何歳から・頻度と検査項目別の相場【2026年版】

犬の健康診断は何歳から、どのくらいの頻度で受けるのか。血液・尿・便・レントゲン・エコーの項目別料金を複数の動物病院の公式料金表で横に並べ、コース料金との違い、前日の絶食や採尿の準備、見積もりの聞き方までまとめました。

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犬の健康診断の検査項目と費用の目安を並べた図

「健康診断、そろそろ受けた方がいいのかな」。でも病院のサイトを開くと、コースが3つくらい並んでいて、どれを選べばいいのか分からない。そして料金が病院ごとに全然違う。

その「違う」には理由があります。動物医療は自由診療が原則で、料金は各病院が決めるものだから。日本獣医師会も、診療料金の資料の中でそう説明しています。

だから相場を知るには、1軒の料金表を見ても足りません。この記事では複数の病院の公式料金表を横に並べました。

結論: まず年齢で頻度を決めて、病院に電話で見積もりを聞く。これが一番早いです。

  • 1〜6歳 → 年1回。血液・尿・便の基本セットから
  • 7歳前後から → 半年に1回。レントゲンとエコーを足すか相談
  • 迎えた直後の子犬 → まず1回。ワクチンのタイミングに合わせて

検査の中身や頻度は体質・持病で変わります。迷ったら、かかりつけの獣医師に相談してください。

この記事の目次
  1. 何歳から受ければいいの? 🐾
  2. 検査項目ごとの値段を、横に並べてみた 💰
  3. コースで頼むか、単品で足すか 📋
  4. 年齢が上がると、医療費はこう動く
  5. 前の日からやっておくこと 🏥
  6. 電話で聞いておく3つのこと
  7. よくある質問
  8. この記事のまとめ
  9. 次に読むなら

何歳から受ければいいの? 🐾

年齢で頻度の目安が変わります。そこだけ押さえれば、あとは病院と相談できます。

アニコム ホールディングス「家庭どうぶつ白書」
アニコム ホールディングス「家庭どうぶつ白書」(anicom-page.com・2026-10-12時点の画面)
迎えた直後〜1歳 まず1回 ワクチンのついでに相談 1〜6歳 年1回 血液・尿・便が基本 7歳前後〜 半年に1回 画像検査を足すか相談 年齢が上がるほど、間隔を詰めるのが一般的な考え方

調べていて面白かったのは、「年1回 → 半年に1回」に切り替える年齢が、情報源によって微妙にずれることです。

情報源 切り替えの目安
アニコム損保 6歳まで年1回、7歳以上は半年ごと
富士フイルム(ペットヘルスケア) 1〜6歳は年1回、7歳以上は年2回
池上アクア動物病院(大田区) 6歳以下は年1回、6歳を過ぎたら年2回
みんなのブリーダー(獣医師監修) 1〜7歳は年1回、8歳以上は年2回

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6歳、7歳、8歳。ばらけているように見えますが、要は「7歳あたりを境に回数を増やす」で一致しています。

初回の時期だけは、はっきり割れます。アニコムは「6ヶ月齢を目安に、2回目のワクチン接種が終わったころ」。みんなのブリーダーは記事タイトルからして「1歳から」。個人的には、どちらが正しいかより「この子の元気なときの数値を1回取っておく」ことの方が大事だと思います。比べる基準がないと、あとで出た数値が高いのか低いのか判断しにくいので。

犬種や体格、持病の有無で適した間隔は変わります。この表は一般的な目安として見て、うちの子に合う間隔はかかりつけの獣医師に相談して決めてください。

検査項目ごとの値段を、横に並べてみた 💰

病院の料金表は自分のところの値段しか載っていません。なので4軒分を1つの表にしました。すべて各院の公式料金表からの数字です(税込)。

かもがわ動物医療センター「料金表|かもがわ動物医療センター」
かもがわ動物医療センター「料金表|かもがわ動物医療センター」(kamogawa-ac.jp・2026-10-12時点の画面)
項目 かもがわ動物医療センター のぎ動物病院 WITH ANIMAL CLINIC リーフ動物病院
初診料 1,760円 1,650円 2,750円 1,650円
再診料 660円 550円 1,650円 880円
血液検査 5,500〜10,000円 3,800〜14,500円 CBC 2,200円+生化学1項目1,100円 コースに内包
尿検査 1,320円 1,800円 2,200〜4,400円 コースに内包
便検査 1,100円 440〜1,100円 1,100〜2,200円 コースに内包
レントゲン 5,500円〜 4,400円〜 5,500円 -
腹部エコー 5,500〜10,000円 3,300円〜 2,200〜4,400円 -
心エコー 5,500〜10,000円 1,650〜6,600円 5,500円 6,050円(オプション)

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見えてくる傾向は、だいたいこんな感じです。

  • 尿検査と便検査は、どこもおおむね1,000〜2,000円台
  • 血液検査は「何項目測るか」で倍以上変わる
  • レントゲンは「何枚撮るか」、エコーは「体重と部位」で変わる
単品で足していくと、こう積み上がります 身体検査+血液検査 土台になる部分 + 尿検査・便検査 当日持参で足せる + レントゲン 枚数で変わる + エコー(腹部・心臓) 体重と部位で変わる 合計額

それぞれの検査で何を見ているかは、富士フイルムのペットヘルスケアのページが分かりやすくまとまっていました。生化学検査は肝臓や腎臓の機能や代謝、血球検査は貧血・脱水・炎症。尿検査は腎臓と泌尿器の初期チェック、便検査は寄生虫や消化吸収の状態。レントゲンは骨や臓器の形、エコーはレントゲンでは見えない臓器の中身や動き、という住み分けです。

数値の読み方そのものは、同じ値でも犬種や年齢、そのときの状態で意味が変わります。ここは自己判断せず、結果用紙を持って獣医師に相談してください。

コースで頼むか、単品で足すか 📋

先に答えを書くと、初めてならコース、気になる所が決まっているなら単品です。

日本獣医師会「小動物診療料金|公益社団法人日本獣医師会」
日本獣医師会「小動物診療料金|公益社団法人日本獣医師会」(jvma-vet.jp・2026-10-12時点の画面)

都内と京都の病院のコース料金を並べます。表示はすべて各院の公式ページの金額です。

病院 コース 料金 主な中身
リーフ動物病院(渋谷区) ジュニア(4歳未満) 7,700円 問診・聴診・触診・耳垢・糞便・尿・歯科・腹部エコー
同上 ベーシック(4〜8歳未満) 15,730円 上記+血液検査
同上 シニア(8歳以上) 30,800円 さらに項目追加
The Vet 南麻布 一般コース 8,760円 身体検査+血液検査
同上 安心B(3〜6歳) 14,520円 +尿・便・腹部エコー・胸部レントゲン
同上 安心C(7歳〜) 26,160円 +心臓の血液検査・甲状腺
さぎのみや動物病院(中野区) 健康診断A 10,000円(税別) 身体・便・尿・血球・血液化学12項目
同上 健康診断+超音波B 21,000円(税別) +レントゲン・腹部&心臓エコー
かもがわ動物医療センター ライト(1〜6歳) 7,700円 身体検査+血球+生化学19項目
同上 プレミアム 36,300円〜 +エコー・便・眼科・歯科・血圧
イオンペット お手軽ドック 16,940円 身体・レントゲン・尿・便・血液
同上 しっかりドック 39,600円 +エコー・甲状腺・心臓バイオマーカー

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並べて気づいたこと。若い子向けの入門コースは、どこも8,000円前後に揃っています。 リーフのジュニアが7,700円、南麻布の一般コースが8,760円、かもがわのライトが7,700円。病院が離れていてもこの一致は面白いですよね。

一方でシニア向けは、2万円台から4万円近くまで開きます。エコー・甲状腺・心臓マーカーをどこまで入れるかの差です。

注意しておきたいのは、コース料金と別に診察料がかかる病院があること。南麻布のページには「診察料・採血料は別途」と書かれています。総額を知りたいなら、ここを電話で確認しておくと見積もりがずれません。

ちなみに、飼い主同士のQ&Aサイトdogooには「スタンダードプラン(検査費用15,000円)」「コンプリートプラン(検査費用30,000円)」と、通っている病院のプランを具体的に挙げた投稿がありました。実際に払っている人の感覚も、だいたいこのレンジに収まっています。

日本獣医師会の診療料金実態調査では、麻酔を含まない1日ドックの中央値は16,250円。東京は18,750円と全国より高めという数字が、ペット&ファミリー損保の解説ページで紹介されています。前回調査では14,021円でした。

どのコースが合うかは年齢と体調次第です。「この子にはどこまで見ておくといいか」は、予約のときに獣医師に相談してから決めると納得感があります。

年齢が上がると、医療費はこう動く

ここは健康診断そのものの話ではなく、「なぜシニアで回数を増やすのか」の背景です。

アニコムの『家庭どうぶつ白書2025』は、保険契約のあった犬80万頭以上の請求データから、年齢別の年間診療費を出しています。中央値(真ん中の子の金額)がこれです。

犬の年齢別 年間診療費の中央値(アニコム 家庭どうぶつ白書2025) 26,499 0歳 37,895 5歳 51,876 7歳 97,144 10歳 155,692 13歳 178,490 15歳 対象801,127頭(犬0〜15歳)/2023年4月〜2024年3月の請求データ・通院入院手術を含む

7歳で約5万円、10歳で約10万円。10歳を超えたあたりで、カーブが明らかに立ち上がります。

同じ白書には、10歳以上の犬で請求の多かった傷病の一覧も載っています。2位が弁膜症で、年間診療費の平均は156,244円。5位の歯周病・歯肉炎が66,372円、10位の胆泥症が104,598円でした。

弁膜症は心臓、胆泥症は腹部のエコーが検査の入口になります。シニアのコースにエコーが入ってくるのは、このあたりの事情と素直に噛み合っています。

お金の全体像も触れておくと、アニコム損保の2025年の支出調査では、犬1頭にかけた年間支出は413,416円、うち治療費が89,120円。治療費は前年比110.9%で、1割以上増えています。

前の日からやっておくこと 🏥

当日バタバタしないための準備は、ほぼ2つだけ。絶食とおしっこ・うんちの持参です。

前日の夜 最後のごはん 12時間が目安 当日の朝 朝ごはんは抜く お水はいつも通り 朝の散歩 おしっこを採る 清潔な容器に新鮮なもの 来院 うんちも持参 午前指定の病院も ※絶食の指示は病院ごとに違います。予約のときに確認を

絶食については、The Vet 南麻布が「朝ごはんは抜いて頂きます(12時間絶食目安)」「お水は普段通りで構いません」と具体的に書いています。リーフ動物病院、さぎのみや動物病院、かもがわ動物医療センター、イオンペット、池上アクア動物病院も、朝食を抜く旨を案内しています。食後は血液の数値が動くためです。

ただし、子犬や持病で薬を飲んでいる子は絶食の扱いが変わります。何時間空けるか、薬は飲ませるかは、予約のときに獣医師に相談してください。

尿と便は「当日の分を持ってきてください」というところが多めです。イオンペットは「当日の便と尿をご持参ください」、南麻布は尿は清潔な容器に新鮮なものを、便は紙が付いていない状態で、という指定でした。

朝の散歩で採るのが一番ラクです。小型犬だと地面に落ちる前にキャッチするのが難しいので、柄の長い採尿グッズを1つ持っておくと当日あわてません。犬 採尿カップを楽天で探す

細かいところでは、かもがわ動物医療センターはエコーを含む場合に毛刈りが必要になること、結果の書類は1週間〜10日ほどで返ってくることも案内しています。当日その場で全部わかるわけではない、と知っておくと気がラクです。

電話で聞いておく3つのこと

予約の電話で、これだけ聞けば見積もりはほぼ固まります。

聞くこと なぜ聞くか
①「コース料金に診察料は含まれますか」 別途加算の病院があるため
②「血液検査は何項目ですか」 12項目と19項目では金額も分かる範囲も変わる
③「当日、尿と便は持って行った方がいいですか」 持参すれば採尿の手間と追加費用が減ることがある

← 表は横にスクロールできます →

ついでに「お預かりになりますか、その場で終わりますか」も聞いておくと、その日の予定が立てやすいです。レントゲンやエコーが入るコースは半日入院になる病院が珍しくありません。

もうひとつ、知っておきたいお金の話。健康診断の費用は、ペット保険では基本的に補償の対象外です。 ペット&ファミリー損保のページには「健康診断や予防接種などの予防医療は補償の対象外」とはっきり書かれています。病気が見つかって治療に入ってからの検査は別扱いです。

つまり健康診断のお金は、自分で積んでおく前提になります。年1回1万円前後なら、月1,000円を別口座に寄せておく、くらいの感覚でしょうか。

よくある質問

Q. 検査の数値が基準値から外れていました。すぐ治療が必要ですか?

A. 基準値を少し外れた値が、そのまま病気を意味するとは限りません。前回の値との比較、犬種、年齢、そのときの体調で読み方が変わります。ここは自己判断できるところではないので、結果用紙を持って担当の獣医師に相談してください。再検査の間隔も含めて聞いておくと、次の予定が立てやすくなります。

Q. ワクチンと健康診断は同じ日にできますか?

A. 同じ日にまとめている病院もありますが、絶食の指示や体調の条件が絡みます。予約の電話で「同日にできますか」と獣医師に相談するのが確実です。アニコム損保のページでも、初回は2回目のワクチン接種が終わったころを目安として挙げています。

Q. 安いコースと高いコースで、見つかるものは変わりますか?

A. 変わります。違いは「どこまで見るか」です。血液と尿・便は体の中の化学的な状態、レントゲンとエコーは形と動きを見ます。たとえば心臓の弁の動きは血液検査だけでは見えません。うちの子の年齢と気になっている様子を伝えて、どの検査を足す意味があるかを獣医師に相談して決めるのが一番ムダがないと思います。

この記事のまとめ

  • 動物医療は自由診療が原則。料金は病院ごとに決まるので、1軒の料金表=相場ではない
  • 頻度の目安は、1〜6歳で年1回、7歳前後から半年に1回。切り替え年齢は情報源で6〜8歳と幅がある
  • 若い子向けの入門コースは、調べた範囲では8,000円前後に揃っていた。シニア向けは2〜4万円台まで開く
  • 10歳を超えると年間診療費の中央値は約10万円に。シニアコースにエコーが入るのはこの背景と噛み合う
  • 準備は「朝ごはんを抜く」「尿と便を持っていく」の2つ。絶食の指示は病院に確認を
  • 検査項目・頻度・結果の読み方で迷ったら、かかりつけの獣医師に相談してください

次にやること:かかりつけの病院に電話して、「コース料金に診察料は含まれますか」「血液検査は何項目ですか」の2つを聞いてみてください。それだけで総額の見当がつきます。気になる様子があるなら、そのときに獣医師へ相談してしまうのが早いです。

次に読むなら

調べたもと(出典 20件)
  1. 小動物診療料金|公益社団法人日本獣医師会日本獣医師会・確認日 2026-10-07
  2. 家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査結果の公表について(PDF)日本獣医師会・確認日 2026-10-07
  3. アニコム 家庭どうぶつ白書2025 第2部第3章 どうぶつの診療費と診療内容(PDF)アニコム ホールディングス・確認日 2026-10-07
  4. 家庭どうぶつ白書アニコム ホールディングス・確認日 2026-10-07
  5. 2025最新版 ペットにかける年間支出調査アニコム損害保険・確認日 2026-10-07
  6. 愛犬に定期的な健康診断を|何歳から必要?頻度は?費用はどのくらい?アニコム損害保険・確認日 2026-10-07
  7. 犬・猫の寿命は○○歳に!シニア期の診療費はどれくらい?アニコム損害保険・確認日 2026-10-07
  8. 犬の健康のために:犬の健康診断富士フイルム・確認日 2026-10-07
  9. 料金表|かもがわ動物医療センターかもがわ動物医療センター・確認日 2026-10-07
  10. 健康診断|かもがわ動物医療センターかもがわ動物医療センター・確認日 2026-10-07
  11. 料金表|のぎ動物病院のぎ動物病院・確認日 2026-10-07
  12. 料金表(動物病院)|WITH ANIMAL CLINICWITH ANIMAL CLINIC・確認日 2026-10-07
  13. 料金表|リーフ動物病院(渋谷区)リーフ動物病院・確認日 2026-10-07
  14. 動物健康診断センター|The Vet 南麻布The Vet 南麻布・確認日 2026-10-07
  15. 健康診断(ペット・ドック)|さぎのみや動物病院さぎのみや動物病院・確認日 2026-10-07
  16. イオンペット ペットドック 2026イオンペット・確認日 2026-10-07
  17. ペットドック|池上アクア動物病院池上アクア動物病院・確認日 2026-10-07
  18. ペット保険は健康診断でも補償される?具体的な費用やタイミングも紹介ペット&ファミリー損害保険・確認日 2026-10-07
  19. 【獣医師監修】犬の健康診断は1歳から。検査内容や費用を解説みんなのブリーダー・確認日 2026-10-07
  20. 犬の定期健康診断の料金はいくら?(飼い主の投稿)dogoo.com・確認日 2026-10-07

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